エンディングノート 何を書く?50 項目チェックリスト

終活

エンディングノート 何を書く?50 項目チェックリスト

「エンディングノートを買ったけど、何を書けばいいか分からない」

書店で 1,500 円程度のエンディングノートを買って、最初の 1 ページ目で挫折した方は、決して少なくありません。

この記事では、エンディングノートに書くべき 50 項目を、カテゴリ別に整理しました。

全部書く必要はありません。気になるものから 1 つずつ、ゆっくり進めてください。


エンディングノートを書く前の心得

1. 完璧を目指さない

「全部書かなきゃ」と思うと挫折します。書きたいものからで OK。

2. 何度も書き直す

人生は変化します。毎年見直すくらいでちょうどいい。

3. 家族に保管場所を伝える

書いただけで誰も読まないと、意味がない。「ここに置いてあるよ」と伝えること。

4. 法的効力はない

エンディングノートは法的な遺言書ではない。財産分配は別途公正証書遺言が必要。


50 項目チェックリスト

A. 自分の基本情報(5 項目)

  1. ☐ 氏名(旧姓含む)、生年月日、本籍地
  2. ☐ 血液型、身長・体重(過去含む)
  3. ☐ 出身校、所属していた会社・団体
  4. ☐ 資格・免許(運転免許、専門資格)
  5. ☐ 趣味・特技

B. 健康・医療情報(7 項目)

  1. ☐ かかりつけ医(病院名、医師名、連絡先)
  2. ☐ 持病・服用中の薬(薬の名前、量、飲むタイミング)
  3. ☐ アレルギー(食物、薬剤、その他)
  4. ☐ 手術歴、入院歴
  5. ☐ 健康保険証情報
  6. ☐ ジェネリック医薬品の希望
  7. ☐ 臓器提供の意思

C. 緊急時の連絡先(5 項目)

  1. ☐ 家族の連絡先(電話、メール、住所)
  2. ☐ 親戚の連絡先(兄弟姉妹、いとこ)
  3. ☐ 親しい友人の連絡先(最低 3-5 人)
  4. ☐ 職場の連絡先(連絡してほしい人)
  5. ☐ 救急時に駆けつけてほしい人

D. 銀行・金融資産(8 項目)

  1. ☐ メインバンク(銀行名、支店、口座番号)
  2. ☐ サブバンク(複数あれば全部)
  3. ☐ ネット銀行(楽天、住信SBI、auじぶん 等)
  4. ☐ 証券口座(SBI 証券、楽天証券、マネックス 等)
  5. ☐ 暗号資産取引所(あれば)
  6. ☐ 生命保険(保険会社、契約番号、受取人)
  7. ☐ 医療保険
  8. ☐ 年金(厚生年金、国民年金、企業年金)

⚠️ 暗証番号 は別の安全な場所(金庫、貸金庫)に保管。エンディングノートには「○○の中に保管」と書く程度に。


E. 不動産・大きな資産(5 項目)

  1. ☐ 自宅(所在地、登記簿、評価額)
  2. ☐ その他不動産(実家、別荘、農地)
  3. ☐ 車(車種、ローンの有無)
  4. ☐ 貴金属・宝石(保管場所)
  5. ☐ ローン・借金(住宅ローン、教育ローン、カードローン)

F. 日常の契約・サブスク(5 項目)

  1. ☐ クレジットカード(社名、カード番号下 4 桁、利用状況)
  2. ☐ 公共料金(電気、ガス、水道、契約者名義)
  3. ☐ 携帯電話・通信(契約者、料金プラン)
  4. ☐ サブスクリプション(Netflix、Amazon Prime、Spotify 等)
  5. ☐ 新聞・宅配

G. デジタル遺品(4 項目)

  1. ☐ メインメールアドレス
  2. ☐ SNS アカウント(Twitter、Facebook、Instagram、LINE 等)
  3. ☐ クラウドストレージ(Google Drive、iCloud、Dropbox)
  4. ☐ ID とパスワードの保管場所

→ 詳細: デジタル遺品の整理 完全ガイド


H. 葬儀の希望(5 項目)

  1. ☐ 葬儀の規模(家族葬 / 一般葬 / 直葬)
  2. ☐ 葬儀社(既に決めている場合)
  3. ☐ 宗派(仏式 / 神式 / キリスト教式 / 無宗教)
  4. ☐ 戒名(要 / 不要、希望する戒名)
  5. ☐ 棺・骨壷の希望

I. お墓・供養の希望(4 項目)

  1. ☐ お墓(既存 / 新規 / 永代供養 / 散骨 / 手元供養)
  2. ☐ 遺骨の最終処理(誰が、いつ、どこに)
  3. ☐ 法要(一周忌・三回忌をやってほしいか)
  4. ☐ 手元供養を希望する場合の引き継ぎ先

近年、「お墓は要らない、手元供養を希望」と書く方が増加中。

てのひらおはか のような選択肢も検討。


J. 残された人へのメッセージ(2 項目)

  1. ☐ 配偶者へ
  2. ☐ 子供たちへ(あれば孫にも)

これは最も大事な項目。

「ありがとう」「ごめんね」「幸せに過ごして」── 飾らない言葉で十分です。


カテゴリ別の優先順位

「全部一気にやる」のは無理。優先順位:

緊急度 超高(今すぐ書く)

  • C. 緊急時の連絡先
  • B. 健康・医療情報

緊急度 高(1 ヶ月以内)

  • D. 銀行・金融資産
  • F. 日常の契約・サブスク
  • G. デジタル遺品

緊急度 中(半年以内)

  • E. 不動産・大きな資産
  • H. 葬儀の希望
  • I. お墓・供養の希望

緊急度 低(1 年かけて)

  • A. 基本情報
  • J. 残された人へのメッセージ

紙のエンディングノート vs 終活アプリ

紙のエンディングノート

  • 書店で 1,500 円程度
  • 見えやすい、家族が読みやすい
  • 紛失・火災に弱い
  • 更新が面倒

終活アプリ(SouSou、つなぐノート 等)

  • 完全無料
  • アップデート簡単
  • スマホがあれば即書ける
  • 死後家族がアクセスできるか要確認

→ 推奨: 両方併用。アプリで日常的に管理 + 紙で物理バックアップ。

→ 詳細: 終活アプリおすすめ 2026 比較


エンディングノート + 公正証書遺言

エンディングノートは法的効力なし。

財産分配は、別途公正証書遺言を作成。

項目 エンディングノート 公正証書遺言
法的効力 なし あり
内容 希望・想い・情報 財産分配のみ
作成 自分で 公証役場
費用 1,500-3,000 円 5-10 万円
推奨対象 全員 財産分配で揉める可能性ある人

両方を併用するのがベスト。


書き始めの最初の 1 歩

「明日からやる」と先送りしないために、今日できる 1 つ:

緊急連絡先を書く

  • 配偶者・子供・親戚・親友の名前と電話番号を1 ページに
  • 冷蔵庫や玄関に目立つように貼る

これだけで、「もしも倒れた時」の家族・救急隊員の対応が劇的に変わります。


1 年ごとの見直しを

人生は変化します:

  • 引越し → 連絡先・住所変更
  • 昇進・退職 → 職場連絡先変更
  • 新しい銀行口座 → 追記
  • 趣味・希望の変化 → 更新

毎年の誕生日を「エンディングノート見直し日」にすると、忘れにくい。


まとめ

カテゴリ 項目数 緊急度
A 基本情報 5
B 医療 7 超高
C 連絡先 5 超高
D 金融 8
E 不動産 5
F 契約 5
G デジタル 4
H 葬儀 5
I お墓 4
J メッセージ 2
合計 50

全部書く必要はありません。

気になるものから、ゆっくり。

今日の最初の 1 歩を、踏み出してみてください。


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