受付で「このたびは、ご愁傷様です」と声をかけられた瞬間、頭が真っ白になる。
そんな時は、次のどれかで受け取れます。
「ありがとうございます」
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「恐れ入ります」
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言葉を添えず、一礼する
葬儀社の案内でも、短い返答や一礼だけで気持ちを受け取る方法が紹介されています。[1][2] ここから先は、その場の三つの返し方と、LINEやメールへ後から返す文をまとめます。
「ありがとうございます」は変ではない
「お悔やみに対して、ありがとうと言ってよいのか」と迷う人もいます。この「ありがとうございます」は、亡くなったことへの感謝ではなく、相手が足を運び、気遣ってくれたことへの返事です。
聞き取れなかった時
会場では小さな声でお悔やみを伝える人が多く、マスクや周囲の音で聞こえないことがあります。
無理に聞き返して相手へ同じ言葉を繰り返させず、一礼して「ご丁寧にありがとうございます」と返せば十分です。受付の名前や香典の確認など、実務上必要なことは別に聞き直します。
相手によって、返事を変えなくてもいい
親戚、近所の人、故人の仕事仲間。相手との関係が違うと、それぞれにふさわしい返事をしなくてはと思うかもしれません。でも、受付でのお悔やみは長い会話の始まりではありません。
どなたに対しても、まずは「ありがとうございます」か一礼で十分です。故人がお世話になった人だと分かった時だけ、余裕があれば「生前はお世話になりました」と添えます。相手の名前を思い出せない時に、分かったふりをする必要もありません。
ありがとうございます。失礼ですが、お名前をもう一度お聞きしてもよろしいでしょうか。
名前を尋ねることと、お悔やみの言葉を聞き返すことは別です。後日のお礼や記録に必要なら、受付の家族や係の人に確認を頼んでもかまいません。
長く話してくれた時は、全部に答えなくていい
故人との思い出を話してくれる人もいます。ありがたい一方で、次の参列者への対応があり、その場でゆっくり聞けないこともあります。
そんな時は、話を遮るようで申し訳ないと思いすぎず、いったん受け取ります。
父との思い出を聞かせてくださって、ありがとうございます。
今日は慌ただしくて、ゆっくり伺えずすみません。落ち着いたら、また聞かせてください。
本当に後日連絡できるか分からないなら、「また聞かせてください」と約束する必要はありません。「お話しくださってありがとうございます」だけで閉じても、失礼にはなりません。
LINEやメールへは、いつ返す?
LINEやメールでお悔やみが届き、「早く返さなくては」と焦ることがあります。
株式会社セレモニーの案内では、お悔やみのメールへの返事は、葬儀や手続きが落ち着いてからでよいとされています。[1]
すぐに返せるなら、短くてかまいません。
お気遣いありがとうございます。今は家族で静かに過ごしています。
少し時間を置いてからなら、受け取ったことだけを伝えます。
ご連絡をありがとうございました。すぐにお返事できず失礼しました。温かいお言葉を家族でありがたく拝見しました。
相手が「返信不要」と書いてくれているなら、無理に返さなくてもかまいません。葬儀後に一斉のお礼や挨拶をする場合は、個別返信との重なりも含めて葬儀社へ確認できます。
遺族が返事をしたくない時
葬儀後、電話やメッセージが続き、返すだけで疲れることがあります。
家族の一人が代表して返信する。定型文を使う。少し時間を置く。返信を控える。今の負担に合わせて選びます。
お気遣いありがとうございます。家族で静かに過ごしております。個別にお返事できず申し訳ありません。
事情を詳しく説明する必要はありません。連絡を受け取る担当や時間帯を決め、休む時間を確保します。
家族の中で返事の方針をそろえる必要もありません。すぐ返せる人も、文章を考えられない人もいます。代表者が一部を引き受ける時は、本人の代わりに事情を説明しすぎず、「お気遣いをいただき、ありがとうございます。本人も拝見しています」と短く伝えれば足ります。
葬儀の前後は、悲しみだけでなく、睡眠不足や判断の多さで言葉が出なくなることがあります。返事が短いことは、相手を軽く扱っているという意味ではありません。
受付で言葉が出なければ、冒頭の三つのうち一つで受け取る。メッセージは、落ち着いてから短く返す。それだけ覚えておけば、その場で長い言葉を探さずに済みます。
参照した一次・業界情報
確認日:2026-08-12 JST


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